農産物の市場価値を高める認証・表示制度の国際比較研究:途上国・移行国における検討
【研究分野】経営・経済農学
【研究キーワード】
農産物 / 市場価値 / 認証制度 / 表示制度 / 国際比較 / 途上国 / 移行国 / 表示 / 経済実験 / 経済価値 / 差別化
【研究成果の概要】
本研究は、中東欧諸国などの移行国と、東南アジアの中所得国などの農産物・食料に焦点を絞り、地理的表示制度、有機農産物認証制度、伝統食品認証制度などが、農業発展に貢献するための条件を考察することが目的であった。そのために、実験オークション法を用いてこれらの制度の持つ経済価値を確認し、支払い意志額の高い消費者の持つ属性と特徴を明確にした。
支払意思額が高い被験者は、食品の生産工程や品質に関して関心が高く、所得などとも関連していることから、市場において差別化を図るためには、認証制度の消費者への情報の提供と周知に関しては、これらの層に対象を絞って行う努力が有用であることが、政策的含意として導入された。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)