モンゴルの白樺樹皮文献と白樺樹皮文化に関する調査研究
【研究分野】史学一般
【研究キーワード】
中央アジア文献学 / 史料学 / 東洋史 / 言語学 / 民俗学 / 国際情報交換 / モンゴル:中国
【研究成果の概要】
モンゴル国中・西部と中国新疆で発見された白樺樹皮上のモンゴル語テキストのうち、モンゴル国中部出土のものには、より南のモンゴル人居住域との関連があり、同国西部と中国新疆発見のものには西部モンゴル人特有の文字的特徴が看取された。テキストの大抵はモンゴル人に膾炙した仏典や民間信仰関連のものであり、それらは新疆一帯のモンゴル人の間に現在も伝わっている。しかし樹皮が出土した一帯の白樺林は衰え、モンゴルでの白樺樹皮の生活利用は北部一帯にわずかに残っているにすぎない。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
吉田 順一 | 早稲田大学 | 文学学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【配分額】11,230千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,130千円)