ラオス南部少数民族の水田漁労をベースとした「参加型/支援型」地域社会開発
【研究分野】社会・開発農学
【研究キーワード】
水田漁労 / 養殖池 / 参加型開発 / 支援型開発 / ラオス / 少数民族 / 格差是正 / 環境保全 / ラオス南部 / アタプー県 / 地域社会開発
【研究成果の概要】
アジアの最貧国の1つラオスでは、国民所得や生活水準を上げると同時に、ラオ族と少数民族との格差を是正する開発を行うことが重要課題となっている。本研究では南部オイ族などの少数民族が伝統的に行ってきた、水田漁労や養殖池を起爆剤とした参加型/支援型地域社会開発の可能性を検討した。南部アタプー県ラニャオヌア村で養殖をする2つのグループ(1つは女性のグループ、1つは村の有力者個人)を対象として、まず養魚池の改修を行い、続いて数百匹の稚魚とそれを成長させるための餌を期間内に2回ずつ提供し、村内消費用だけでない魚の生産拡大や、恒常的に県都のマーケットで魚を販売できる可能性と、世帯所得の上昇を観察した。
【研究代表者】