インフォーマル種子供給制度の持続性評価-エチオピアの自家採種・地域市場の事例から
【研究分野】社会・開発農学
【研究キーワード】
種子システム / 自家採種 / ローカルシステム / フォーマルシステム / 作物遺伝資源 / 評価 / 種子供給 / 遺伝資源 / 持続性 / インフォーマル / 環境政策 / 植物遺伝資源 / 生物多様性 / インフォーマル種子供給 / 農家の意思決定 / 国際情報交換(エチオピア・ノルウエー)
【研究成果の概要】
農業近代化の過程で、種子供給の専門化が進んでいるが、途上国を中心に種子(タネ)を取り続けている農家・農民(種子システム研究において「ローカル」または「インフォーマル」と分類される)が存在する。この「ローカル」「インフォーマル」制度の持続性について、その条件・多様なアクターの関わり・農民自身の意識を、エチオピアにおけるテフ栽培を中心に分析した。
外部条件としての国際植物遺伝資源条約の存在、NGOの積極的な介入、政府の(消極的)承認・内部条件としての農家自身の多様な品種の必要性及び新品種種子への欲求等が明らかになった。持続可能な農業にはこのような要件を外部者が認識することが必要であることを提言した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
根本 和洋 | 信州大学 | 学術研究院農学系 | 助教 | (Kakenデータベース) |
冨吉 満之 | 久留米大学 | 経済学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
香坂 玲 | 東北大学 | 環境科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
山田 肖子 | 名古屋大学 | 国際開発研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究協力者】 |
Alemu Dawit | EIAR |
Beshir Bedru | EIAR |
Andersen Regine | Nansen Institute |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)