イネのジャスモン酸情報伝達を担う鍵転写因子の機能と発現制御機構の解明
【研究分野】生物生産化学・生物有機化学
【研究キーワード】
ジャスモン酸 / bHLH型転写因子 / 虫害抵抗性 / 揮発性テルペン / イネ / 傷害ストレス / 病虫害応答性 / 病虫害抵抗性 / シグナル伝達
【研究成果の概要】
本研究では、JAシグナル伝達経路の鍵転写因子であるRERJ1によって発現制御を受ける標的遺伝子を探索し、proteinase inhibitor(PI)遺伝子やモノテルペン・リナロールの合成酵素遺伝子(LIS)、JAシグナル伝達においてリプレッサーとして働くJAZ遺伝子等がRERJ1の制御下にあることを示した。また、アワヨトウ食害におけるRERJ1の重要性と、活性型JA-isoleucineがRERJ1の発現誘導に必要なことを示し、RERJ1がproteinase inhibitor遺伝子などの発現誘導を介して虫害抵抗性を発揮する際に重要な役割を果たす転写制御因子であることを明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)