様々な動物を対象とする標準脳の構築と活用に向けた統合ソフトウェア環境の開発
【研究分野】生命・健康・医療情報学
【研究キーワード】
ニューロン / セグメンテーション / 標準脳 / レジストレーション / 画像処理 / 神経細胞形態 / 主成分分析 / ミツバチ / カイコガ / 神経細胞形態モデル / 神経回路シミュレーション / ニューロインフォマティクス / 昆虫 / データベース
【研究成果の概要】
本研究では、共焦点レーザ顕微鏡画像を対象に、脳・神経系の形態情報を統合・共有・比較するための標準脳構築の手続きとそのプロセスを支援するソフトウェア環境の開発を進めた。開発したプロトコルは、主としてカイコガ脳を対象に開発を進め、同じ方法がミツバチなど他の昆虫の標準脳構築にも有効であることが示された。ニューロン特有の形態を抽出するプログラムについては、パフォーマンスの向上と図ると共に操作性を大幅に向上させ、OSを選ばない形で提供することができるようになった。このニューロン形態の抽出、記述手法については、サイズは大きく異なるが同様の形状を持つ樹木の根形態の記述にも応用した。
【研究代表者】