GLOBEC(地球規模海洋生態系変動)のための生物計測手法の開発
【研究分野】水産学一般
【研究キーワード】
海洋生態系 / 気候変動 / 生物計測 / 動物プランクトン / 画像計測 / 音響計測 / GLOBEC / 人工知能 / 動物プラレクトン / 海洋生態系変動 / CLOBEC / 音響散乱モデル / 採集器 / バイオマス / 稚仔魚
【研究成果の概要】
世界及び日本におけるGLOBEC計画を推進するために必要な技術的基盤を確立するために,生態系の生物計測分野で最も先進的なウッズホール海洋研究所と共同して新しい機器の開発と実海域での調査研究を行うことを目的として研究を開始した.その中で,音響技術と光・画像技術,生物採集装置の開発に重点をおくことにした.
平成8年6月に既存の機器と新規機器プロトタイプを用いて伊豆海域と黒潮続流・遷移域における海洋観測を行った.11月にウッズホール海洋研究所のS.Gallager博士を招聘して,動物プランクトンの音響と光学的計測手法および採集方法に関するワークショップを開催した,平成9年3月に小松,木村を米国に派遣し,動物プランクトンの採集,音響・光学的計測手法および画像解析によるプランクトン種の自動判別に関して情報交換を行うとともに,ウッズホール海洋研究所と平成9年度の研究の打ち合わせを行った.
平成9年6月に黒潮続流域および親潮黒潮遷移域において,10月に三陸沖暖水塊において,既存の機器と新規機器プロトタイプを用いて観測を行った.米国側は曳航式プランクトンビデオカメラや音響機器等の測定機器を用いて,日本の三陸沖に相当する米国東海岸沖合域にあるGeorges Bankで観測を行った.これらの観測結果の整理と討議及び平成10年度の研究の打ち合わせのため,同年9月杉本,中田,青木を米国に派遣した.
平成10年7月に計測器のテストの観測を,9-10月に黒潮続流域,親潮黒潮遷移域,三陸沖暖水塊で各種計測機器を用いた観測を行った.米国側は昨年同様,Georges Bankにおける観測を行った.結果の整理と討議及び今後の協力関係の討議のため,平成10年8月に杉本を,平成11年3月に小松を米国に派遣した.その結果,平成11-12年度にウッズホール海洋研究所と海洋研究所が協力して日本海の生物計測を行うことが決められた.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
WIEBE P. H. | ウッズホール海洋研究所 | 教授 |
木村 伸吾 | 東京大学 | 海洋研究所 | 助手 | (Kakenデータベース) |
中田 英昭 | 東京大学 | 海洋研究所 | 助教授 | (Kakenデータベース) |
寺崎 誠 | 東京大学 | 海洋研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
杉本 隆成 | 東京大学 | 海洋研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
GALLAGER S. | Woods Hole Oceanographic Institution, Associate Professor |
DAVIS C.S. | Woods Hole Oceanographic Institution, Associate Professor |
STANTON T. | Woods Hole Oceanographic Institution, Associate Professor |
WIE be P.H. | ウッズホール海洋研究所 | 教授 |
WIEBE P.H. | ウッズホール海洋研究所 | 教授 |
GALLAGER S. | ウッズホール海洋研究所 | 助教授 |
DAVIS C.S. | ウッズホール海洋研究所 | 助教授 |
STANTON T. | ウッズホール海洋研究所 | 助教授 |
小松 輝久 | 東京大学 | 海洋研究所 | 助手 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1996 - 1998
【配分額】4,300千円 (直接経費: 4,300千円)