非アルコール性脂肪性肝炎の新しい予防法の開発:ガーリック由来含硫化合物に着目して
【研究分野】食品科学
【研究キーワード】
NASH / ガーリック / diallyl trisulfide / garlic / 食品成分 / 食品機能
【研究成果の概要】
ガーリック香気成分diallyl trisulfide(DATS)は、肝臓の解毒酵素GSTの増強とCYP2E1抑制を介した薬物性急性肝障害の予防、体熱産生誘導、脂質代謝改善など、様々な機能性が報告されている。本研究では、非アルコール性脂肪性肝炎NASHを対象として、DATSが脂肪肝に与える影響について2つのマウスモデルを用いて検討した。その結果、いずれにおいてもDATS摂取により顕著な脂肪性肝炎の抑制効果は認められなかったが、肝脂質減少作用に関しては部分的に確認された。DATSと肝脂質蓄積との関連について、今後詳細に明らかとなることを期待する。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)