植物の無機栄養ホメオスタシスと成長の統合的理解と仮説検証
【研究分野】植物栄養学・土壌学
【研究キーワード】
シロイヌナズナ / 栄養感知 / 数理モデル / 予測 / 実証 / 低栄養適応 / トランスポーター局在 / 輸送制御 / 無機栄養 / 輸送 / 制御 / モデル / 遺伝子
【研究成果の概要】
本研究は植物に必要な無機栄養素のホメオスタシス機構について、様々な深さでの研究を行ったものである。比較的未解明な元素については、ホメオスタシスに重要な新規遺伝子を同定、解析した。これまでに研究蓄積のあるホウ素輸送については、トランスポーターの蓄積制御やホウ素受容機構についての新たな知見を得た。さらに、ホウ素については、トランスポーターの局在や蓄積等の特性を考慮した数理モデルを構築し、モデルを基に未知の現象を予測し、実験的にそのような現象を確認した。全体として、様々な深さでの研究を通じ、数種類の必須元素について重要な遺伝子を見いだすと共に植物の栄養研究に新たな方向性をもたらした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【配分額】208,910千円 (直接経費: 160,700千円、間接経費: 48,210千円)