スプライシング因子の新機能に関する化学遺伝学研究
【研究分野】応用生物化学
【研究キーワード】
スプライシング / イントロン / 転写 / 核-細胞質間輸送 / 非コードRNA / エピジェネティクス / 転写終結 / マイクロRNA
【研究成果の概要】
Spliceostatin A(SSA)は抗がん抗生物質FR901464 の化学的に安定な誘導体であり、研究代表者らはSSAがスプライシング因子SF3bに特異的に結合する世界初のスプライシング阻害剤であることを明らかにしてきた。SSAを用いることでスプライシング因子やイントロンの新しい機能の同定につながると考えられる。そこで本研究はSSAによって引き起こされる多様な表現型の作用機構を解析し、スプライシング因子の未知の役割の解明を目指した。その結果、pre-mRNA核内保持、転写伸長、ポリA付加、核内非コードRNAの局在制御にスプライシング因子が関与することを明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中川 真一 | 独立行政法人理化学研究所 | 中川RNA生物学研究室 | 准主任研究員 | (Kakenデータベース) |
|
【研究連携者】 |
古米 亮平 | 独立行政法人理化学研究所 | 基幹研究所 | 基礎科学特別研究員 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【配分額】199,810千円 (直接経費: 153,700千円、間接経費: 46,110千円)