快適環境形成のための生態・景観予測評価システムの整備と最適化モデルの開発
【研究分野】園芸・造園学
【研究キーワード】
生態 / 景観 / 数値情報 / 可視化 / 快適 / 予測 / 評価 / コンピュータ・グラフィックス / 快適環境 / 画像処理
【研究成果の概要】
1.生態・景観予測評価システムの構築・運用・公開
生態予測評価モデル(樹木活力度を指標とする)と、景観予測評価モデル(視認性を指標とする)とを組み込み、地域・地区レベル数値情報を基に解析・評価を行い、結果を可視化するシステムを構築した。本システムは、ワークステーションとグラフィックス・コンピュータを中核とし、UT-net(東京大学高速ネットワーク)にネットワーク接続され、公開した。
コンピュータ・グラフィックスによる、生態・景観予測評価結果の可視化は、複数の研究分野における相互の解析・評価結果の理解に有効であることが明かとなった。これにより、ネットワークを利用した生態・景観共同研究の可能性を明らかにした。
2.モデル地区に当該システムの適用し、快適環境形成手法を検討した。
多摩ニュータウンをモデル地区にして、当該生態・景観システム運用により、複数の研究者によって、同一対象地における「生態」「景観」予測評価を実施し、両者の評価から新たな評価をおこなう手法を開発した。
3.他のケーススタディ地でのシステム実用
当該システムを「小笠原諸島」に適用した。生態・景観情報を新規に作成し、予測評価システムを適用した結果、その実用性が検証できた。
【研究代表者】