マイクロ流体制御デバイスを用いた超長寿命小型ルーメンpHセンサの開発
【研究キーワード】
リモートセンシング / コンピュータネットワーク・ICT / 精密畜産
【研究成果の概要】
超長寿命小型ルーメンpHセンサを実現するため、低消費電力で駆動されるマイクロバルブを備えた開閉型液絡と、超長寿命Ag/AgCl電極とを開発するとともに、それらを集積した間欠動作参照電極を開発した。また、超長寿命pHセンサ用の感圧接着剤を用いた平面全固体ガラス電極構造を提案し、このガラス電極を搭載した無線小型ルーメンpHセンサの試作を行って、フィステル形成牛へ投入し無線通信を行なった。また、センサ用の自立電源としてのルーメン細菌叢発電を無線小型ルーメンpHセンサに搭載するための電極・実装構造の検討を行なった。
【研究の社会的意義】
バルブ液絡型参照電極という新たなコンセプトによるpHセンサの長寿命化技術は、他の流体デバイスなどにも応用可能な技術であり、マイクロマシン分野での学術的な意義は大きい。またpHセンサの長寿命化は、牛ルーメンモニタリングのみならず、環境モニタリングにも資する成果であり、社会的意義も大きい。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
新井 鐘蔵 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 動物衛生研究部門 | グループ長 | (Kakenデータベース) |
宗田 吉広 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 動物衛生研究部門 | 上級研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)