成熟脳におけるシナプス維持と記憶の形成-新しい順行性シグナルの解明
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
シナプス形成 / 記憶 / 長期抑圧 / 小脳 / シナプス可塑性 / グルタミン酸受容体 / 可塑性 / プルキンエ細胞 / 分子 / 細胞神経科学 / トランスジェニックマウス
【研究成果の概要】
記憶・学習は神経活動によって引き起こされるシナプスの機能的・形態的な可塑的変化として蓄えられる。この分子機構を解明するために、小脳をモデルとして、δ2型グルタミン酸受容体(δ2受容体)とCbln1という2つの分子に着目した。δ2受容体のアミノ末端に小脳顆粒細胞が分泌するCbln1が結合することによってシナプス形成が制御され、そのカルボキシル末端によって、機能的シナプス可塑性が誘導されることを初めて明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
幸田 和久 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
掛川 渉 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【配分額】49,270千円 (直接経費: 37,900千円、間接経費: 11,370千円)