複数のモジュールで構成されるシグナル伝達経路の適応性、振動性及び周波数特性の解析
【研究分野】生体生命情報学
【研究キーワード】
生体情報 / 振動 / 適応 / 粘菌 / 入出力関係 / 頑強性 / モジュール / シグナル伝達 / ネットワーク / ライブセルイメージング / 自己組織化
【研究成果の概要】
複数の時間スケールで生じる適応的、振動的な細胞応答について細胞性粘菌のcAMP刺激にたいする細胞内cAMPの一過的な上昇を題材にとり、定量的な解析をおこなった。早い最初のピークが相対変化検出をおこない、絶対濃度にたいして変化した出力であり、かつ周波数応答性をもつのにたいし、後者は絶対濃度に依存すること、また前者が受容体レベルの修飾に依存するのにたいし、後者はアクチン重合を介したフィードバックによることを明らかにした。以上の性質と細胞間シグナリングの頑強性について考察した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】24,960千円 (直接経費: 19,200千円、間接経費: 5,760千円)