海洋シアノバクテリア由来の生体機能分子
【研究分野】生物分子科学
【研究キーワード】
海洋シアノバクテリア / ビセリングビアサイド / リポペプチド / 構造決定 / 全合成 / アポトーシス / 生物活性物質 / 化学合成 / 作用機構 / 結晶構造 / 腫瘍細胞増殖阻害 / トムルリン / 小胞体ストレス / クラハイン / ビセブロモアミド / 標的生体分子探索 / ビセリンビオライドA
【研究成果の概要】
沖縄県および鹿児島県奄美地方で採集した海洋シアノバクテリアから、ビセリングビオライドAおよびB、クラハインなど多くの新規生物活性物質を発見した。さらに、それらが腫瘍細胞に小胞体ストレスに基づくアポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘導することを明らかにした。さらに、ビセリングビアサイド類と標的生体分子である小胞体カルシウムポンプSERCAとの複合体の結晶構造解析を行い、既存の阻害剤とは異なるユニークな結合様式を明らかにした。また、ビセリングビオライドAおよびBの化学合成を達成した。
【研究代表者】