極限環境下におけるアーキアの遺伝情報維持機構の解明
【研究分野】生物分子化学
【研究キーワード】
超好熱性アーキア / ゲノム安定性維持 / 遺伝情報 / DNA修復 / RNAプロセシング / 翻訳装置 / 極限環境 / Thermococcales / 生体機能物質 / アーキア / 遺伝情報伝達系 / 極限環境生命
【研究成果の概要】
超好熱アーキアから新規酵素を発見しEndoQ、EndoMSと命名した。EndoQは塩基の脱アミノ化、EndoMSはミスマッチ塩基対に対する修復酵素と予想される。これらの発見は、アーキアのDNA修復系理解のBreakthroughである。Pf-EndA、Pf-RtcB、Pf-Archaease、前駆体tRNA を用いた試験管内再構成系を構築したことで、tRNAプロセッシングの反応機構の理解が大きく進んだ。リボソームに結合性を示す新規の翻訳制御因子として、PF0374、PF0560を発見し、それぞれの具体的な機能を解明した。これら新規の発見によって極限環境下の遺伝情報維持機構の理解が大きく進んだ。
【研究代表者】