発声行動依存的な脳内エピジェネティクス動態と学習臨界期制御機構の解明
【研究分野】ゲノム生物学
【研究キーワード】
発声学習 / 学習臨界期 / ソングバード / 自発的行動 / 自発的学習 / 遺伝子発現制御 / エピジェネティクス / 遺伝子発現 / 神経可塑性 / 感覚運動学習 / 次世代シークエンス / 発声行動 / 時空間制御 / DNAメチル化 / 神経活動依存的遺伝子発現
【研究成果の概要】
鳴禽類の囀りはヒトの言語獲得と同様に、学習臨界期をもつ発声学習によって獲得される。しかし、その発声学習臨界期を制御する神経メカニズムの理解は進んでいない。本研究では、鳴禽類の一種zebra finchを用いて、学習臨界期中の発声練習を阻害することで、正常個体で学習臨界期が終了している成鳥時においても発声学習能していることを見出した。この日齢非依存的な発声学習能は、哺乳類運動野第5層に相当する神経細胞において誘導される70個にも上る神経活動依存的な遺伝子群の発現誘導能と強い相関が見られた。その発現誘導能がいかに制御されるか、DNAメチル化、ヒストン修飾制御の観点からの検証実験が必要である。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
岡戸 晴生 | 東京都医学総合研究所 | 神経細胞分化 | 副参事研究員 | (Kakenデータベース) |
峯田 克彦 | 北海道大学 | 情報科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)