Wave-Argo-Typhoonの開発と国際的な展開
【研究キーワード】
自律昇降型海洋観測 / 波浪・海洋結合観測 / 台風・爆弾低気圧 / 防災 / Argo / eXpendable Wave Gauge / 波浪海氷相互作用 / 大気海洋波浪相互作用 / 荒天下対応 / 波浪・海洋内部同時観測 / Argoフロート / 自立昇降型海洋観測
【研究成果の概要】
台風直下や北極海における海氷下の波浪など、波浪海洋混合が重要となる状況において波浪・海洋結合観測を行うことを目指して研究を遂行している。今年度は、IoT技術の発達に伴い低価格・高精度化が目覚ましい慣性計測装置(IMU)の波浪測定性能の検証を実海域において昨年度から引き続き行うと共に、自律昇降型海洋観測機器に表層浮体を付与することで波浪の継続観測と定期的な海洋構造計測を実現する計測機器の開発を進めた。慣性計測装置(IMU)の波浪測定性能の検証については、太平洋において有義波高0.5m-3.5mの状況における精度検証実験を行い、ノイズ除去に課題は残るが波浪が測定されていることを確認した。また、専用のプリント基板の製作を行うことで、追加で電源のみ必要な、安価で小型な投棄型の波浪計(eXpendable Wave Gauge)の実現に努めた。加えて、同センサを自律昇降型海洋観測フロートに付与した表層浮体に搭載させ、波浪・海洋結合観測を行う試験を行った。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
小平 翼 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】25,740千円 (直接経費: 19,800千円、間接経費: 5,940千円)