農林系・廃棄物系バイオマスを用いた汚染土壌からの放射性セシウム新規分離技術の開発
【研究分野】原子力学
【研究キーワード】
セシウム / 汚染土壌 / 減容化 / バイオマス / 亜臨界水 / 水熱分解 / 有機酸 / 流動計測
【研究成果の概要】
本研究では、「農林系・廃棄物系バイオマス」を添加して水熱分解処理を行うことで有用な「有機酸」を得て、亜臨界状態の水および得られた有機酸により汚染土壌からCsを分離する手法を開発することを目的とした。バイオマスを添加した条件において土壌中の構成成分の粘土鉱物に対して水熱分解処理を施した場合に高いCs分離性が得られることが確認された。さらに、そのCs分離メカニズムの推察、Cs分離に有効な装置内の攪拌条件の検討、また、実用性の観点からの本技術の評価がなされた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)