白亜紀海洋無酸素事変に対する顕著な負のフィードバック:南西太平洋域の証拠
【研究分野】層位・古生物学
【研究キーワード】
古環境学 / 海洋無酸素事変 / ニュージーランド / 白亜紀 / 炭素同位体比 / OAE / 炭素同位体比層序 / 生層序 / 地質野外調査 / 白亜系 / 粘土鉱物
【研究成果の概要】
従来Cenomanian/Turonian境界であると考えられていた層準はCenomanianであり,同境界は従来Coniacianに近いと考えられていた層準であった.その層準は特異な赤色層により構成されており,同時代のテチス海,古大西洋において海洋無酸素事変(OAE2)が生じて黒色泥岩が堆積した状況とは正反対である.このことはOAE2のメカニズム解明に,南太平洋高緯度域が重要な意味を持っている(おそらく寒冷深層水の形成よる)ことを示唆している.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
福士 圭介 | 金沢大学 | 環日本海域環境研究センター | 助教 | (Kakenデータベース) |
守屋 和佳 | 早稲田大学 | 教育・総合科学学術院 | 助手 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
JAMES Crampton | |
BRAD Field | |
POUL Shioler | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)