ナノジオサイエンスに立脚した原油増進回収技術の研究
【研究分野】地球・資源システム工学
【研究キーワード】
ナノジオサイエンス / 石油増進回収 / Spring-8 / アスファルテン / 格子ボルツマン法 / ディジタルオイル / 低濃度塩水攻法 / CO2-EOR / 原油増進回収 / 重質油 / 石油の増進回収技術 / デジタルオイル / 3相界面現象 / 濡れ性 / 石油開発工学 / 分子動力学 / アスファルテン分子 / 石油工学 / 3相界面現象 / 原油の増進回収 / LBM / Nanogeoscience / 3相界面化学 / 動的光散乱計測
【研究成果の概要】
ナノジオサイエンスを用いて原油の分子モデルであるディジタルオイルの概念を確立した。これを国内油田に適応し、アスファルテンの凝固問題に対して対応策の提案を行い、さらに重質油に対してもディジタルオイルモデルを構築し、温度・圧力による粘度の変化を推定した。また低濃度塩水攻法の油回収機構の解明のため、白雲母とオレイン酸の油-鉱物二相界面に対して、Spring-8において塩水の注入前後においてX線CTR散乱法の測定を行い、塩水注入後にはオレイン酸の吸着が緩和されたことが解った。取得データに対し分子動力学により界面近傍の電子密度分布の解析を行い、液相分子の界面近傍への集積と吸着について詳細な検討を行った。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
辻 健 | 九州大学 | 学内共同利用施設等 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
Liang Yunfeng (LIANG Yunfeng) | 京都大学 | 工学(系)研究科(研究院) | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)