プロセスミネラロジーに基づいたスラグからのマグネタイト回収プロセスの構築
【研究分野】地球・資源システム工学
【研究キーワード】
リサイクル / スラグ / 分離濃縮 / 物理選別 / 徐冷 / リサイクリング / 金属回収 / MLA / 資源循環 / 鉱物学的特性 / 固固分離 / 金属精製 / 固体分析
【研究成果の概要】
銅製錬スラグの新たな用途開発の1つとして,スラグを徐冷し、マグネタイトを析出、結晶化させ、物理選別により分離濃縮するプロセスの構築を目指した。多くの有用金属のキャリアとしても期待されるマグネタイトに着目し,徐冷や温度保持などのプロセス条件が析出するマグネタイトの生成量およびグレインサイズに及ぼす影響を、自作した模擬スラグおよび実スラグの双方を用いて系統的に把握した。冷却速度を3 K/minまで緩やかにすることによって、物理選別の適用が可能なグレインサイズが得られることが確認され、粉砕および高勾配湿式磁選によって、銅が混入せず一般的な鉄鉱石と同等な鉄品位の磁着産物を得られることを確認した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)