東アジアにおける正義へのアクセスのためのネットワークガバナンスの検証
【研究分野】国際関係論
【研究キーワード】
ネットワークガバナンス / 正義へのアクセス / 東アジア / 人間の安全保障 / ビジネスと人権 / ネットワーク / ガバナンス / 難民 / ビジネス / カンボジア / ミャンマー / ベトナム / 地域研究 / CSR / 難民、人権とビジネス
【研究成果の概要】
研究組織の研究会を公開、非公開で行い、難民保護の課題、CSRの日本でのビジネス界での現状、国連SDGsを巡るビジネス界での今後の展望などの報告と議論をした。公開のシンポジウム、セミナーなどを数回開催した。ネットワークガバナンスを可能とするブロックチェーン技術の可能性についての公開セミナーとシンポジウムを開催した。香港での民主化運動にかかる緊急セミナーを開催した。SDG16+研究会を立ち上げ、ビジネスと人権に関する弁護士ネットワークを結成した。
7月には、アジア国際法学会で難民に関する国連グローバルコンパクトについて議論し、11月には、人間の安全保障学会と国際開発学会を東京大学大学院総合文化研究科でのシンポジウムにおいて「ビジネスと難民」をテーマにした研究大会を共催し、それぞれ、研究会の成果として、難民、移民にかかるネットワークガバナンスについて議論した。
8月の中国で国際商事裁判所を視察し、カンボジア、ミャンマーでの中国の一帯一路による開発による住民との紛争について現地調査をした。これを基に、9月のケンブリッジ大学での経済犯罪シンポジウムと、一帯一路イニシアティブにかかる会議で、関連する国際仲裁事件の事例研究と、法的リスクと正義へのアクセスについて報告後、ネパールでチベット難民、ブータン難民、ロヒンギャ難民への聞き取り調査をし。カトマンズで開催されたアジアプロボノ会議に参加して、難民の国際保護に関するアジアネットワーク(ANRIP)について報告し、アジアにおけるネットワークの促進について議論した。
11月の学会とシンポジウムでの成果を録画と、CDRQという英文のオンラインジャーナルに掲載すべく編集中である。
3月にはオークランドで難民保護に関する現地調査をし、オークランド大学や難民認定のための裁判所の関係者と協議し、今後の研究連携について打ち合わせた。
【研究代表者】