低炭素社会に貢献する土質系廃棄物の二酸化炭素固定化の可能性調査
【研究分野】地盤工学
【研究キーワード】
鉄鋼スラグ / 二酸化炭素 / 炭酸カルシウム / 低炭素社会 / 循環型社会 / 廃棄物 / リサイクル / 吸着 / 地球温暖化
【研究成果の概要】
製鋼スラグのCO2固定化特性を実験的に調査し,メカニズムの推察および固定化量の評価を行った.CO2固定化特性を調べるために,一定流量通気型CO2固定化試験を実施した.その結果,大気圧下において,初期濃度が4500mg/LのCO2を0.05 mg/Lで供試体に通気した場合において,エージング製鋼スラグは0.03 g-CO2/g-slagのCO2を固定し,未エージング製鋼スラグは0.04 g-CO2/g-slagのCO2を固定した.これらのCO2固定化量は,それぞれの製鋼スラグの持つ水溶性カルシウムの約20%に値した.これに基づき,カルシウムの溶出量からCO2固定化量を予測する方法を提示した.
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)