水中に常在する気泡核のサイズ分布則に潜む核形成原理の探求
【研究キーワード】
水 / 気泡核 / 分子動力学 / 光学計測 / サイズ分布 / 熱ゆらぎ / ナノバブル / 安定性
【研究成果の概要】
流れる水の中に含まれている肉眼では見えない微小な気泡(気泡核と呼ばれる)の大きさの分布は,水質の詳細な違いによらず,概ねある特定の分布に近い傾向を示すことが実験的に知られている.本研究では,気泡核の大きさが特定の分布に近づく傾向をどの程度強く示し得るのかについて,分子動力学法と呼ばれるコンピュータを用いた模擬実験により調査した.その結果,気泡核サイズの最初の状態に大きく依存することなく,ある特定のサイズ分布に近づく傾向を強く示し得ることがわかった.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
渡邉 聡 | 九州大学 | 工学研究院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
片山 雄介 | 九州大学 | 工学研究院 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)