分子レーザー法と蒸留法を融合した新規同位体分離法「分子レーザー蒸留法」の開発
【研究分野】原子力学
【研究キーワード】
同位体分離 / 酸素同位体 / 炭素同位体 / 分子レーザー法 / 蒸留法 / 赤外レーザー / COレーザー / 分子レーザー蒸留法 / 化学工学 / 反応・分離工学 / カルボニル基
【研究成果の概要】
ギ酸-ドライアイス・メタノール冷媒およびギ酸メチル-液体窒素冷媒のシステムを用いて分子レーザー蒸留法による同位体分離実験を行った。COレーザー照射により収率が上昇し、下流部で回収された作業ガスの炭素同位体組成を測定した結果、同位体の濃縮が観察された。また、分離過程の分子動力学計算を行った結果、凝縮層は液相であるよりも固相となるような温度の方が、分子交換現象による分離係数の低下が防げるため、分離性能が向上するという知見が得られた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)