鉄鋼製造プロセスを利用したレアメタルの分離回収
【研究分野】金属生産工学
【研究キーワード】
レアメタル / 鉄鋼製造プロセス / 還元 / 酸化 / 分離 / ニオブ / バナジウム / 溶銑予備処理スラグ / 転炉スラグ / 鉱物相 / 濃化 / 溶解度 / 炭化物生成 / 高炉スラグ / 炭素還元 / ニオブ分配比
【研究成果の概要】
溶銑中V溶解度の温度依存性、高炉スラグ/溶銑間V分配比から、鉄鉱石中のVは炭化物を析出せずに溶銑に移行することがわかった。溶銑予備処理および転炉工程でV及びNbが含FeOスラグ中に取り込まれることを見出した。このスラグの冷却凝固過程でV はCalcium silicate相およびCaO-FeO-Al_2O_3相に、NbはCaO-FeO-Al_2O_3相に、PはCalcium silicate相にそれぞれ濃縮したことから、これらの鉱物相を分離することによって、高濃度のV、Nb、Pを含む鉱石代替品とすることが可能であった。
【研究代表者】