動脈瘤治療用細径カバードステントの開発:プラズマ技術による表面及び薬剤徐放制御
【研究分野】構造・機能材料
【研究キーワード】
DLC / ポリマー / 薬剤徐放 / ナノファイバー / 細胞 / 組織工学 / カバードステント / 細胞増殖因子 / ナノファイバ― / ダイヤモンドライクカーボン / リン脂質ポリマー / 新機能材料
【研究成果の概要】
ステントグラフトは,致死的な結果を招く大動脈瘤に対し瘤内への血液を遮断する役割を果たす,血管内治療には重要な医療器具である.本研究では,この医療器具の課題であるエンドリーク(動脈瘤内への血液の再流入)を抑止する方法として,プラズマ技術により表面形状制御」および薬剤徐放制御を融合し,細胞の接着・増殖を制御できる新規材料の開発を目指した.本研究により,ポリマーナノファイバー表面におけるプラズマ処理により、ナノファイバー表面の形状制御および薬剤徐放制御を実現した.またbFGFを含浸させたポリマーナノファイバー不織布上にa-C:H膜をパターニングすることで血管内皮細胞が増殖することを明らかにした.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鈴木 哲也 | 慶應義塾大学 | 理工学部(矢上) | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
堀田 篤 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)