革新的有機半導体埋め込み技術開発による有機薄膜太陽電池の高効率化
【研究分野】機能材料・デバイス
【研究キーワード】
超臨界流体 / ナノ充填技術 / 有機薄膜太陽電池 / 有機半導体 / 製膜 / 光学材料 / 溶解度
【研究成果の概要】
シリコン太陽電池並みのエネルギー変換効率が期待できる有機薄膜太陽電池として,p型/n型有機半導体がナノスケールで櫛歯状に相互貫入した3次元ナノ櫛歯構造が提案されているが,ナノ櫛歯構造への有機分子充填技術がなく実現されていない。本研究では,研究代表者が独自に開発した,超臨界流体を用いた有機分子充填技術(TSFD)を発展させ,3次元ナノ櫛歯型有機薄膜太陽電池形成プロセスの構築を目指した。本手法は超臨界流体及び基板の温度制御が肝要であり,これらを独立して制御できる製膜容器を新たに作製し,基板温度や流量など各種依存性を検討した。最終的には,開口幅1μm,深さ10μmの深遠な構造への充填に成功した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)