ネットワークポリマーの可溶化反応の動力学検討
【研究分野】環境材料・リサイクル
【研究キーワード】
可溶化 / リサイクル / 資源回収 / エステル交換 / 鹸化 / 架橋化EVA / 1-ヘキサノール / 2-エチル-1-ヘキサノール / 熱硬化性樹脂 / ネットワークポリマー / 廃棄物再資源化
【研究成果の概要】
架橋化EVAを1-ヘキサノールや2-エチル-1-ヘキサノール中で加熱すると、可溶化率は水酸化カリウムの濃度に比例して増加し、可溶化率は2-エチル-1-ヘキサノール中184℃では15分で90%以上に達した。初期可溶化速度(v)はv=k[EVA][KOH] (可溶化速度定数(k),架橋化EVA濃度[EVA]、水酸化カリウム濃度[KOH])で表すことができた。可溶化反応の活性化エネルギーから、架橋化EVAの可溶化は1-ヘキサノール中ではエステル交換反応および引き続く水酸化カリウムによる鹸化で、2-エチル-1-ヘキサノール中では主に鹸化で進行すると考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)