都市内滞留者の詳細な属性情報を考慮した大震災時における行動記述モデル
【研究分野】社会システム工学・安全システム
【研究キーワード】
大地震 / 防災計画 / 広域避難 / 人間行動 / シミュレーション / 通勤困難 / 滞留者 / 移動者
【研究成果の概要】
大都市圏パーソントリップ調査のデータを基に都市内滞留者・移動者の時空間分布を推定し,首都直下大地震の発生を想定した各種シミュレーション分析を試みた。まず,物的被害を記述する「環境情報シミュレータ」と人間行動を記述する「人間行動シミュレータ」を構築し,これらを連動させることで広域避難の様相について分析した。また,大規模鉄道駅周辺地域における人々の移動軌跡を推定し,これを可視化するための「歩行者流動モデル」を構築した。さらに,大地震発生後の公共交通機関が麻痺した状況下における就業者の通勤意思と通勤経路を記述する「通勤意思モデル」と「通勤可能性モデル」を構築し,これを用いて就業者の通勤可能性について分析した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【配分額】7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)