生物資源のエコ・アイコン化と生態資源の観光資源化をめぐるポリティクス
【研究分野】地域研究
【研究キーワード】
CITES / 文化多様性 / 生態資源 / エコ・ツーリズム / multi-sited approach / エコ・ポリティクス / 利害関係者間対話 / 在地商業権 / エコ・アイコン / NGO / よそ者 / 観光 / 相互交流 / 野生生物保全 / 観光振興 / 地域開発 / 害獣被害 / 食環境 / 観光開発 / 認証制度 / 地域おこし / インドネシア / サメ漁 / 野生生物管理 / 商業性 / ワシントン条約 / 地球環境主義 / 環境NGO / 生物保護区
【研究成果の概要】
ゾウ類や鯨類など環境保護運動のシンボルとして表象(エコ・アイコン化)された特定の稀少生物と、そうした野生生物が生息する生態空間(生態資源)を資源としてツーリズム振興をはかろうとする人びとの動態を、①東南アジアとアフリカ、日本でのフィールドワークにもとづき批判的に検証し、②エコ・アイコン化された野生生物のみならず、そうした生物群を利用してきた人びとの生活様式・生活文化の保全を目的に、観光振興の可能性を展望した。本研究が目指すmulti-sited approachの実践例として、ラオスにおいて野生生物の利用者と(調査者をふくむ)多様な利害関係者間の対話を創出し、研究成果の社会還元をおこなった。
【研究代表者】