被災地のイノベーション活動を支える社会的ネットワークの役割
【研究分野】震災問題と人文学・社会科学
【研究キーワード】
イノベーション / 経営危機 / 中小企業 / 災害 / 学習 / 危機 / 社会ネットワーク / 特許 / 特許訴訟 / 質問票調査 / 東日本大震災 / リーマンショック / 社会的ネットワーク / 震災被災企業 / イノベーション活動 / 特許情報
【研究成果の概要】
中小企業などの組織が金融危機、大震災あるいは特許訴訟などの危機に遭遇した時、経営にどのような影響を及ぼすのか、どのような企業が危機からの回復に優れているのかなどの問いに実証分析を通じて答えることを試みた。危機に対する耐性を高めるには、財務基盤が強固であることなどの基礎的体力はもちろん必要だが、加えて少数の信頼できるネットワークを有することが重要であること、また中小企業では遭遇した危機から平時のリスクマネジメントの在り方について学習することが観察された。しかし特許訴訟のケースでは学習効果は4年程度で失われることも明らかになった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)