自立循環都市ディスカッションツールの開発
【研究分野】建築環境・設備
【研究キーワード】
環境設計 / 地方都市 / 合意形成 / 低炭素化 / 環境共生型まちづくり / 都市再生 / 都市環境 / 都市・地域計画 / 省エネルギー / シナリオ
【研究成果の概要】
本研究の目的は、既成市街地における環境負荷低減型のまちづくり、自立循環型都市構築を実現するため合意形成ツール、すなわちディスカッションツールを開発することにある。ツールはデルフト工科大学にて開発されたDCBAメソッドをベースに、日本の状況、特に地方都市の既成市街地の自立循環性向上を対象テーマとし、ツールに必要な情報の整理、ワークショップ手順の整理、ワークショップの成果物のまとめ方などの整理・開発を行った。
研究の実施においては、埼玉県北部に位置する本庄市の既成市街地、東小学校校区を対象とした。東小学校校区は市役所も立地する中心市街地に位置する。初年度から市役所の協力を得て、地域住民、行政関係者、環境NPO、大学関係者、通学者が参加するワークショップを開催した。初年度から2年は議論するテーマを環境関連に絞り必要な情報整理、手法の開発を行い、最終年度は快適性や経済性など、その他のテーマも含めた総合的なディスカッションツールとして開発し、ワークショップを開催して使いやすさ、効果を検証した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)