革新的sp3機能電極材料の創製
【研究キーワード】
電極材料 / ダイヤモンド / 電極 / 電気化学
【研究成果の概要】
研究代表者がこれまで開発してきた「ダイヤモンド電極」のさらなる機能向上を目指し、安定性・耐久性を兼ね備えた高機能の「革新的sp3機能電極材料」の開発を行った。具体的には、不純物ドープ炭化ケイ素(SiC)電極の創製とともに、従来のダイヤモンド電極の優位性を最大限活かした「高機能性ダイヤモンド電極」の創製を行った。例えば、sp3ダイヤモンド電極において、不純物sp2炭素成分やホウ素濃度などの重要なパラメーターの影響を詳細に検討することで、機能発現におけるそれらの寄与について調べた。特に、CO2の電解還元性能に関して、それらの要因について明らかにするとともに、応用展開への知見を得た。
【研究の社会的意義】
新機能電極材料として期待されているダイヤモンド電極の高機能化は、その電気化学応用において、環境、エネルギー問題、あるいは安心安全を実現する医療応用への実用化が期待されている。本研究で明らかにした高機能電極は、界面物性を含む基礎知見への学術的意義はもちろん、これらの応用展開に有益であると考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】45,370千円 (直接経費: 34,900千円、間接経費: 10,470千円)