ICTとAIプログラムから創造される地域環境知による乾燥地の節水灌漑技術の開発
【研究キーワード】
地域環境知 / 節水灌漑 / 乾燥地 / ICT / AI
【研究成果の概要】
研究2年目の2021年度も、前年度に引き続き新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、予定していた現地への渡航がすべて実施できなかった。その結果、研究グループで設定した各テーマの研究の大半は実行できなかった。
研究は、現地とのSNS等を通じた打ち合わせ、既存データ整理、文献調査を主として可能な範囲内で実施した。各テーマの研究内容は次の通りである。
テーマ1:調査圃場における土壌および灌漑に関する現地調査は実施できなかった。ただし、これまで取得した地域環境知による節水メロンかんがいのデータをもとに、現地における水資源の持続的利用に関する検討を行うことができた。社会ネットワーク調査は、コロナ禍における女性の外出状況について聞き取りを行った。
テーマ2:インタビュー、現地踏査による地域環境知の収集については、トルコへの渡航が出来なかったため実施していない。ICTによる地域環境知の発掘・収集についても、現地の農家との関係構築が出来ていない状態なので、実施が出来ていない。ICTやAIに関しては既往の研究レビューを進めている。
テーマ3:基礎的経済データの収集について、インターネット上にあるトルコ政府発表の基礎的な統計データの収集を行い、各種の分析を行った。しかしながら、これらのデータは、十分ではない。現地におけるインタビュー調査・アンケート調査によるデータ収集を行わないと、本テーマの研究を進めることは難しい。
【研究代表者】