巨大地震被害想定のための断層シナリオ高度化に関する基礎研究
【研究分野】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究キーワード】
震源断層シナリオ / 地殻変動 / 有限要素法
【研究成果の概要】
多くの地殻変動解析が行われているものの,地殻構造を半無限媒体や水平成層構造に近似するものが多い.一方で,三次元の有限要素法を用いた地殻変動解析が最近行われつつある.これは,地殻構造の不均質さや地表面・各層境の幾何形状が解析結果に強く影響を及ぼすためである.高詳細な地殻構造を用いれば,このような影響を考慮した,より現実的な地殻変動解析が可能と期待される.計算・観測された地殻変動データを組み合わせることで,地震メカニズムの理解がすすみ,地震災害軽減へつながると期待される.本研究課題では,高分解能地殻構造データ蓄積や計算機環境の進歩を踏まえて,高詳細な地殻構造を用いた地殻変動解析手法の開発を行った.
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)