多様な先験情報の逆解析統合フレームワークを適用した腐食モニタリング手法の開発
【研究分野】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究キーワード】
維持管理工学 / 逆問題 / 数値解析 / 腐食モニタリング / 腐食量推定 / 数値シミュレーション / 犠牲陽極 / 電流量推定
【研究成果の概要】
本研究では少ない数の電位計測から海中の構造物表面の腐食電流を数値逆解析によりモニタリングする手法を開発した。以下の4点の着眼点に基づいた新しい逆解析のフレームワークを提案した 1) 構造物の幾何的情報が欠如している場合には仮想境界条件を適用する 2) 経験や勘に基づくあいまいな情報をファジー数および隠れ変数で表現し定量的に扱う 3) 多様な先験情報を統一的に統合するためにベイズ推定を適用する 4) 対象構造物に電流を印加する能動的計測により情報を補う。開発した解析手法の有効性を検証するために数値シミュレーションおよび実験を実施した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)