災害時を想定した歴史的建造物保全のための総合研究
【研究分野】社会システム工学・安全システム
【研究キーワード】
都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 / 減災対策 / 木造密集市街地 / 対応マニュアル / 地震 / 火災 / 補強構造 / 文化遺産 / 構造補強
【研究成果の概要】
阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による構造、防火、制度、体制等にわたる研究成果をどのように実際の活動に取り込むことができるかを明らかにした。広く研究分担者以外にも参加を募り、学術的研究であると同時に、具体的な対策・制度(社会システム)として提言できる段階にまで還元するとともに、専門分野の活動を含めた報告書を作成した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
後藤 治 | 工学院大学 | 工学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
長谷見 雄二 | 早稲田大学 | 理工学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
藤田 香織 | 東京大学 | 大学院・工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
稲垣 景子 | 横浜国立大学 | 大学院・環境情報研究院 | 特別研究教員 | (Kakenデータベース) |
益田 兼房 | 立命館大学 | 歴史都市防災センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
花里 利一 | 三重大学 | 工学研究科建築学専攻 | 教授 |
大窪 健之 | 立命館大学 | 理工学部 | 教授 |
長尾 充 | 文化庁 | 文化財部 | 参事官 |
村上 裕道 | 兵庫県教育委員会 | 文化財室 | 室長 |
安井 昇 | 早稲田大学 | 理工学研究院 | 客員研究員 |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)