20世紀初頭のアメリカの小学校における講堂と多目的室の出現過程に関する史的研究
【研究分野】教育学
【研究キーワード】
講堂 / 進歩主義教育 / デューイ / 多目的室 / 小学校 / 校舎 / アメリカ教育史 / アメリカ合衆国 / 集会場 / ゲーリー・プラン / プロジェクト学習 / 学校建築 / アリス・バロウズ / プロジェクト・メソッド / 国際情報交換 / アメリカ / 国際情報交流 / モダニズム建築
【研究成果の概要】
アメリカの小学校の校舎に講堂が設置され始めたのは19世紀末からであった。それ以前は、ほとんどの小学校は、教室がひとつしかなかった。デューイの思想に導かれた進歩主義教育者は、子どもに多様な活動を与えることと、学校と地域を結び付けることを、教育改革の主たる目的として掲げていた。講堂は、その目的を達成するための有効な手段と見なされたのである。20世紀の初頭には、人口の多い都市では、多数の教室をもつ大規模な校舎が建設され、大きな講堂が設置された。
しかし、20世紀の半ばに、子どもの多様な学習や、集団活動への自由な参加が重視されるようになると、大規模な講堂に代わって、多目的室が利用されるようになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
佐藤 隆之 | 早稲田大学 | 教育・総合科学学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)