建築考古学と尺度論によるロマネスク建築像の再考
【研究分野】建築史・意匠
【研究キーワード】
西洋中世建築 / 建築考古学 / 尺度論 / クリュニー / シトー会 / ブルゴーニュ・ロマネスク / 比較建築論 / 実測図面 / ロマネスク建築 / 中世建築 / 様式論 / 建設技術 / 日仏比較建築論 / 国際研究者交流 / 建築史・意匠 / 考古学 / 美術史 / 芸術諸学 / 西洋史 / 修道院建築 / 日本建築
【研究成果の概要】
フランス南ブルゴーニュの小規模ロマネスク教会堂8棟と、プロヴァンス地方のセナンク修道院の建築について、精密測量機器を用いた実測調査を主とした建築物の詳細な考古学調査を実施し、詳細で正確な実測図を作成した。成果物は、建物所有者やフランス各関係方面と共有し、修復にも貢献した。調査結果を踏まえた尺度論でのロマネスク再検討では、計画と表現の双方における数の重要性を浮き彫りにし、セナンク修道院の調査は、中世における建設過程の実際を克明に再現させてくれた。ロマネスクという様式再考の理論面では、日本的建築観や日本的調査方法の問題も関係し、特にフランス人と行う日仏比較建築研究で、出版等の予想以上の成果を得た。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
佐藤 達生 | 大同大学 | 工学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
加藤 耕一 | 東京大学 | 工学(系)研究科(研究院) | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
REVEYRON Nicolas | リヨン大学第二 | 美術史考古学 | 教授 |
SANDRON Dany | パリ=ソルボンヌ大学 | 美術史考古学 | 教授 |
CLUZEL Jean-Sébastien | パリ=ソルボンヌ大学 | 美術史考古学 | 准教授 |
GUERREAU Alain | フランス国立科学研究センターCNRS | 歴史部門研究ディレクター |
BARRAL I ALTET Xavier | レンヌ大学第二 | 美術史名誉教授 |
TIMBERT Arnaud | リール大学第三 | 中世美術史考古学 | 准教授 |
DAUSSY Stéphanie Diane | フランス国立科学研究センターCNRS | UMR ARAR研究員 |
GUILLOUËT Jean-Marie | ナント大学 | 中世美術史准教授 |
KLEIN Bruno | ドレスデン工科大学 | 教授 |
CHAUMET Grégory | パリ=ソルボンヌ大学 | 美術史考古学 | 技官 |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【配分額】45,370千円 (直接経費: 34,900千円、間接経費: 10,470千円)