ポストウェストファリア体制の国家像の模索:欧州辺境の未承認国家の比較研究から
【研究分野】地域研究
【研究キーワード】
未承認国家 / 凍結された紛争 / ロシア / 旧ソ連 / 領土保全 / 民族自決 / 在外軍事基地 / 国家承認 / ダブルスタンダード / クリミア / ノヴォロシア / ハイブリッド戦争 / 国家性 / 国際情報交換 / アメリカ合衆国 / ウクライナ / 南コーカサス / 旧ユーゴスラヴィア
【研究成果の概要】
本研究では未承認国家に関する多面的な研究を国際的に行い、書籍、論文を多数発表し、学会等での報告も国内外で多数行い、多くの成果を発表した。特に『未承認国家と覇権なき世界』の出版の成果は大きく、同書では未承認国家の先行研究を整理した上で、現存の未承認国家の比較検討を行い、新規的な議論として大国の対外政策(特に海外軍事基地政策)と未承認国家の関係を明らかにするなどし、その国際的影響を問うたところ、大きな反響を得ることができた。また、最終年度は「凍結された紛争」の研究課題を絡め、研究をより発展させることができた。来年度以降は国際共同研究基金に採択されたことから、より国際的に本研究を継続していきたい。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)