兵庫県南部地震の震源地域における防災教育データベースの構築とネットワーク化
【研究分野】教科教育
【研究キーワード】
震災 / 防災教育 / ネットワーク / データベース / 心のケア / 命の大切さ / 兵庫県南部地震 / 総合学習 / ネットワーク化 / 地学教育
【研究成果の概要】
本研究は次のことを目的にしている。
1.兵庫県南部地震における震源地域の小・中学校で開発された防災教育に関するカリキュラムやその関連資料を体系化する。
2.これら防災教育関連資料のデータベースを構築する。
3.これらをWWWネットワークにおいて運用するシステムを作成する。
これら目的について成果は次のとおりである。
1.については震災に関する問題と震災後にどのような防災教育が計画・実施されたのか、また、それらのネットワーク化について1999年日本科学教育学会で開催した自主企画シンポジウム「震災と防災教育のデータベース化」を行い成果を発表した。つづいて、2年次までに作成したデータ-ベースを活用し、2000年3月と11月に「震災体験に学ぶ命の大切さ」の公開授業研究会を開催し成果を得た。
2.3.については、1998年〜2001年2月までに収集した「震災と防災教育、心のケア」に関する資料のデータベース化を行い、WWWネットワークにおいて運用するシステムについて開発を行った。データベースは文献、画像の二部編成になっている。また画像は、地盤被害と学校被害に分けて運用している。Web上でこれらを検索できるようホームページを立ち上げた。
震災後6年が過ぎ、震災体験の風化が心配されている。これらシステムを防災教育に役立てていけるよう一層充実が求められよう。
【研究代表者】