【研究分野】林産科学・木質工学

【研究領域課題番号】19380104 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

強度 / 木質構造 / 既存木造住宅 / 静的加力試験 / 安全限界変形 / 倒壊限界変形量 / 最大耐力 / 劣化による低減係数 / 耐震診断と補強方法 / 枠組壁工法 / 軸組構法 / P-Δ効果 / 安全限界 / 耐震精密診断 / 木造住宅 / 耐震性 / 既存不適格 / 倒壊限界 / モルタル外壁構面 / 木質下地 / ステープル接合 / せん断試験 / 抽出構面 / 劣化状況 / 復元力 / PΔ効果 / 限界変形量

【研究成果の概要】

木造軸組構法と枠組壁工法の住宅について、倒壊限界変形量と耐力について検証することを目的に倒壊、又は大変形に及ぶ静的水平加力試験を行った。その結果、1)木質壁式構造は柱やスタッドの径の大小にかかわらず、最大耐力が約1/30 rad程度であり、倒壊限界は1/3 radを超える可能性が高い。2)軸組構法に対する耐震精密診断1-保有耐力診断法および同2-保有水平耐力計算による方法は、静的加力試験結果に対して安全側の評価である。特に、後者による包絡線の推定値は1/50 radまでは非常に正確に推定されていることが判明した。

【研究種目】基盤研究(B)

【研究期間】2007 - 2011

【配分額】11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)