教育の交流と東アジア国際関係ー中国人留学生の派遣と交流
【研究分野】教育社会学
【研究キーワード】
中国人留学生 / 日中関係 / 東京大学文書館 / 交流 / 教育 / 日中関係史 / 東京都立図書館 / 遼寧師範大学 / 南開大学 / 東亜同文書院 / 日米学生会議
【研究成果の概要】
本研究は、中国人留学生を日・中の教育交流史の重要なアクターとして位置づけ、日本における優れた研究蓄積を中国語圏に発信していくことを目的とするものであった。
その成果として、中国の遼寧師範大学、南開大学、江蘇師範大学、日本の神奈川大学、台湾大学にて開催された国際会議に参加し、日本側の研究成果を国内・外の研究者に紹介し、これら国際会議で発表された論考は、論文集『中国人留学生と「国家」・「愛国」・「近代」』(東方書店、2019年3月)として出版された。また、日本で実施した東京大学文書館、京都大学文書館、東北大学資料館の調査では、旧制高校関連の未発掘資料が保存されていることを発見できた。
【研究の社会的意義】
本共同研究のメンバーが中国、台湾、日本において開催された各種国際会議に参加し、日本側の優れた研究成果を中国語圏に発信し、これらの報告を集めた論文集『中国人留学生と「国家」・「愛国」・「近代」』(東方書店、2019年3月)を出版し、同論文集の中国語版(中国社会科学院出版社)の出版が準備されていることは、研究成果の社会還元、国際貢献という点から社会的意義は極めて高い。
また、日本で実施した東京大学文書館、京都大学文書館、東北大学資料館の調査では、旧制高校関連の未発掘資料が保存されていることを発見できたことは、今後の同分野の研究における大きな学術的な寄与であると考える。
【研究代表者】