最適化にもとづく電力市場メカニズム設計のための理論的基盤の構築
【研究分野】知能情報学
【研究キーワード】
メカニズム設計 / ゲーム理論 / 最適化 / 電力市場
【研究成果の概要】
本研究は電力市場をモデル化し,様々な社会的・技術的制約を同時に満たすことのできる電力市場メカニズムの理論的基盤の構築を目的とする.まず,短期的な現物電力と長期的な先物電力の2つの異なる市場を組み合わせた「容量市場」を理解するために,不完全観測下の多市場接触を解析し,非自明な均衡戦略の設計に成功した.次に,パラメトリック表現を用いたメカニズム設計手法から,予算制約を持つ参加者にとって効率的なメカニズムの設計に成功した.最後に,公共性の高い買手に優先的に電力を割り当てるといった社会的な制約を扱う制約付きマッチングメカニズムを開発し,人工知能分野トップのジャーナル/国際会議で発表した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
尾山 大輔 | 東京大学 | 経済学研究科(研究院) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
安田 洋祐 | 大阪大学 | 経済学研究科(研究院) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
穴井 宏和 | 九州大学 | マス・フォア・インダストリ研究所 | 訪問教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
山本 駿 | 九州大学 | 大学院システム情報科学研究院 |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)