細菌迅速検知チップに関する基礎的研究
【研究分野】電子デバイス・電子機器
【研究キーワード】
集積化MEMS / 細菌 / レジオネラ / マイクロ流路 / マイクロビーズ / 蛍光 / MEMS / PDMS / 葉酸
【研究成果の概要】
病原細菌であるレジオネラ・ニューモフィラ(レジオネラと略記)をターゲットとする細菌センサーの開発を行った。その中で、この細菌がMEMSなどの狭い空間で運動を制限されると蛍光を発することを見出した。この性質を用いてレジオネラトラップの検討を行い、マイクロビーズとレジオネラの懸濁液を注入するだけでこれをトラップする樹脂製のマイクロ流路チップを開発し、レジオネラの蛍光を確認した。当初の目的であった培養無しの細菌センサーへの見通しを得た。さらに、このチップを用いてレジオネラの蛍光の時間依存性を発見した。これはもう一つの目的であったエレクトロニクスに創発された細菌行動学の創生にも資するものである。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
町田 克之 | 東京工業大学 | 総合理工学研究科 | 連携教授 | (Kakenデータベース) |
吉田 眞一 | 九州大学 | 医学研究院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)