モーター鉄心の高透磁率化のための結晶方位制御法の開発
【研究分野】生産工学・加工学
【研究キーワード】
塑性加工 / バニシング加工 / 静的再結晶 / 機械工作・生産工学 / 金属生産工学 / 結晶工学 / 精密部品加工 / 構造・機能材料
【研究成果の概要】
本研究では,ローラーバニシング加工により純鉄板表面にせん断変形を付与した.バニシング加工とその後の熱処理により,局所的(加工面のみ)に静的再結晶を誘起させた.蓄積されたせん断変形はKAM値により調べ, 熱処理とEBSD分析を繰り返すことにより,静的再結晶・粒成長の過程を調べた.その結果,十分な蓄積エネルギー(せん断変形)を加えることにより,静的再結晶が素材表面のみに優先的に生じることがわかり,そのエネルギー(変形)の大小により,結晶粒径が異なることを示した.以上により,純鉄板において,結晶組織制御の可能性を示した.
【研究代表者】
【研究協力者】 |
吉野 雅彦 | 東京工業大学 | 工学院・機械系 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)