石英ガラスを用いた擬一次元フォノニック結晶が大きな完全フォノニックバンドギャップを有すること、縦波弾性波に対する高Q共振器が形成できることを見出した。この知見に基づき超音波ガラス加工を用いて作製した試料において、入射弾性波が共振器モードに共鳴した際に光弾性効果が大きく増強されることを観測することに成功した。この結果は、フォノニック結晶共振器を用いることで、微弱な超音波(弾性波)検出の高感度検出が実現できる可能性があることを示すものである。
【研究協力者】 |
金 仁基 | 東京大学 | 大学院工学系研究科電気工学専攻 |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)