大電流容量を有する革新的カーボンナノチューブ金属複合配線材の創製
【研究キーワード】
カーボンナノチューブ / 電気特性 / メッキ / 導電率 / ドーピング / CNT
【研究成果の概要】
本研究では優れた電気的特性を有するカーボンナノチューブ(CNT)糸の創製を目的とし, CNT無撚糸に対しドーピング処理や熱処理,メッキ処理による金属との複合化などを行い,従来のCNT糸と比較し優れた電気的特性を有するCNT無撚糸を得た.特に,CNT無撚糸に対し高密度化と一塩化ヨウ素(ICl)ドーピング処理を施した際に導電率3.87×10~5S/m,黒鉛化処理とIClドーピング処理を施した際に導電率5.12×10^5S/mと,より優れた電気特性を有するCNT無撚糸を得た.さらに,黒鉛化処理を施した繊維に関して,比電流容量が172Am/kgと銅線を超える極めて優れた特性を有することが確認された.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
荒尾 与史彦 | 東京工業大学 | 物質理工学院 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【配分額】6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)